ヤバイの使い道がヤバイ?…だけじゃなーい!
韓国の若者もそうですが、韓国以上に日本の若者は新しい言葉、或いは言葉の新しい使い方を開拓するような気がします。
つい最近もある学校で「やばい」の使用禁止が問題になりましたが、個人的には学校の方針に一票。
というのも、もし自分の子供が感情表現をなんでも「やばい」で解決するようになったら、なんとなく将来が心配になるからです。
だって…賢いようには見えないでしょう〜?
ちなみにですが、現在の若者の間で使われている「やばい」の場面といいますと、
- すごい
- たまらない
- 惚れちゃう
- すごくかっこいい
- うざい
- とてもまずい
- とても美味しい
- どうすればいいか分からない
- とてもいい
- とてもよくない
- とてつもない
- ハンパない
- 大変だ
- ピンチだ
- 危険だ
- 興奮しちゃう
- すごく楽しい
- とても新鮮だ
- 革新的だ
- 信じられない
- とんでもない
- ただ事ではない
などなど。。。
ま、使い方が万能過ぎてマジでヤバイ。
こういう風に変わって行く文化というか、時代を観察するのは個人的には楽しいですが、自分の身内が使うのはなんか…
人の彼女のミニスカートはいいけど、自分の彼女のはなんか不安になる、そんな気持ちでございます。
「ヤバイ」とは歴史的にも馴染み度(?)的にもその訳が全然違いますが、日本の方は案外気づいていない、外人からみるともっとヤバイ日本語がありまして…
はい!「どうぞ」と「どうも」がランクイン。
特に「どうぞ」に比べれば「ヤバイ」なんて比じゃないかと。
まず「どうも」は
- こんにちは
- こんばんは
- 気の毒ですね
- ありがとう
- すみません
- お悔やみ申し上げます
- 失礼します
- お世話さまです
- お先に
くらいかな?
(他にまだあったら教えてください!)
「どうぞ」の場合は なんと。。。
使役形の表現のほとんど!!!
と言う破格な寛大さ!
食べてください。乗ってください。先に通ってください。座ってください。歌ってください。作ってください。打ってください…
切りがない!!
多分このような表現方法が成立するのは日本だけじゃないでしょうか?
この際、表現力の欠けて来た大人たちのために、「どうぞ」と「どうも」も使用禁止にした方がいいかもですね。(笑)
とにかく、日本に来て12年ほど経ちますが、未だに日本語は楽しいと思っている韓国人でした。